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2018年08月

2018.08.25

リコーダー

 小学生の夏休みの宿題にリコーダーの練習があります。
8月最初のレッスンでTちゃん(小5)「合ってるかどうかよくわからなくて困ってる・・・」と。

好きな曲を選んでリコーダーで仕上げ、夏休み明けの音楽の授業で発表するんだそうです。
Tちゃんの選曲は「勇気100%」。 #(シャープ)が幾つもあって、音の通りにまず指を押さえるところからスタートでした。

難しい曲を器用にすぐに演奏できてしまうお子さんもいますが、ほとんどのお子さんは苦戦しながら伸びていきます。

---【一週間後】---

Tちゃん、難しい指の動きがスムーズに運べるようになっていました。
(ピアノの練習よりもリコーダーを優先してきたのネ)

でも、リズムがいまいちでタイで繋がった音価(音の長さ)が不安定。
低いドが出たり出なかったり、高音も出なかったり等。
一回一回音を出す度に息を「フーフー」と吹いていてタンギングをしていない状態。

私も自分のソプラノリコーダーを用意して実践♪

リコーダーを上手く吹けない理由と改善策を探ってみました。

①姿勢を正す。顔は正面に向けて下に下げないように。リコーダーが真下を向いているとリコーダー落ちそうになって手や指、腕などに力が入ってしまいます。すると指は自由に動かしにくくなって速く動かせなかったり、トーンホールを完全に塞げなかったりします。体とリコーダーの角度は、約45度が目安です。
 
②低い音が裏返る→息が強いので優しくたっぷりとした息で吹きます。もう一つの原因として、きちんとトーンホールを塞いでいるか確認してみる。

③高い音が出ない→高音になるにつれ強い息で吹くようにする。そしてサムホール(裏穴)の隙間を小さくします。

④タンギングをしていない→「トゥ、トゥ、トゥ」(ドゥードゥードゥー)と声に出さずに息を送る。
同じ曲を演奏するとき、「トゥ、トゥ、トゥ・・・」と一音ずつ息を舌で切るとメロディの歯切れが良くなりはっきりと聴こえます。

演奏前に、息を吐き続けながら「トゥートゥートゥートゥー」と発音して練習を行い、次に声に出さずに「トゥートゥートゥ」。
そしてリコーダーで吹いてみます。
この感覚が分かって、音が綺麗になったことに気づけたら幸いです。

---【二週間後】---

Tちゃん、ほぼ暗譜して吹いてくれました。

すっかりタンギングが身について旋律が美しい音色になりました。

リコーダーも奥が深く難しいですが生徒さんのお役に立てて嬉しいです。

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